王獣様PRESENTS
匂いフェチ官能小説
第4弾
【 姉の匂い 】
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第1章


後始末を終え、
部屋に戻ると結衣はすでにいなくなっていた。

しばらくベッドの上でぼーっとしていると、
遠慮がちにドアをノックする音がして

「……翔太、…ご飯食べよう」
と結衣の声がした。

「…うん、すぐ行く」

翔太は素直に返事をして
すぐベッドから降り台所に向かった。

台所に行くと
結衣が冷めてしまった食事を温め直していた。

結衣は翔太の顔をチラッと見るとすぐに目を逸らし
「…ちょっと待ってて、すぐ出来るから」
と頬を赤くしながら言った。

翔太はそんな結衣を見て、
自分も恥ずかしくなり
「…うっ、うん」
と結衣から目を逸らしてしまった。

しばらくお互い一言も喋らずに、
気まずい雰囲気の中、向かい合って食事を続けた。

しかし食べ終わった瞬間
「お姉ちゃん、…さっきは気持ち良かった?」

  突然の翔太の問いに結衣は慌ててしまい
「……な、な、何言ってるの、
しっ、知らない…、翔太のエッチ」

そう言って自分の部屋に走り去ってしまった。


「もう、翔太ったら、……
でも、あんな気持ちになったの…初めて」

部屋に戻りベッドに潜り込んで、
結衣はさっきの事を思い出した。

そして無意識のうちに指で割れ目を触り、
指先に少し力を入れると

「ああっ……」

さっきと同じく、
まるで下半身に電気が流れたような感覚に、
思わず声をあげてしまった。

「何これ…気持ちいい…」

結衣は翔太に聞こえないように枕に顔を埋め、
うつ伏せになり夢中で指を動かし続けた。

 「…んっ、あっ、あんっ、あんっ…」

何度も繰り返し刺激し続けると、
やがて大きな快感が結衣を襲い
目の前が真っ白になり、
結衣は生まれ初めての絶頂に達してしまった。


しばらくベッドの上で放心状態のまま息を整えていると
「ただいま」
玄関のドアが開き父親の声がした。

結衣は慌ててベッドから起き部屋から出ると
「お帰りなさい、今ご飯温めるから……」
と父親の食事の用意をした。


そして食器を洗いながら結衣は
(あっ、いけない、忘れてた)
洗濯するのをすっかり忘れているのに気付き、
急いで洗濯をした。


父親と翔太が風呂に入り終わり、
結衣は洗濯物を乾燥機に入れ、風呂に入りながら

(……翔太、
また私の匂い嗅ぎたいって言ってくるかも…
そうしたら私…)

そう考えると、
結衣の下半身にキュンとした感覚が蘇ってきた。
そして
(…やだっ、私ったら…)

無意識のうちに
翔太にされている事を考えている自分に気付き、
顔を真っ赤にして頭をブンブンと振った。


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