アンジェリークPRESENTS
匂いフェチ官能小説
第2弾
【 工場娘の匂い 】
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駅から少し離れた郵便局の角に車を止めた金石は、
かなりの上玉を手に入れた悦びに
おもわず何度もいやらしい笑みを浮かべながらも、
果たして本当に女の子は来るだろうかとソワソワしながら、
バックミラーで後の通りをジッと見つめていた。

工場帰りの美少女。

そう思うだけで、
金石の股間にズキズキと心地良い衝撃が走る。

バックミラーを見つめる金石は、
おもわず勃起してしまった肉棒を
ズボンの上からグリグリと弄りながら、
駐輪場の女の子の言葉をもう一度思い出してみた。

(そこの角を曲がった先に
郵便局があるから、
そこで待ってて下さい)

その時の女の子の表情は、
こんなシーンを工場の誰かに見られたら困ります、
という、かなり緊迫した表情をしていた。

そんな女の子の様子を察した金石が、
すかさず

「じゃあ郵便局で待ってるから」

と立ち去ろうとすると、
女の子は「あっ」と言いながら、
慌てて金石に1万円を押し返して来た。

いくら金石が「前金だから」
と言ってそれを渡そうとしても、
女の子は無言で左右に首を振り、
今にも泣きそうな表情で
また駅に振り返っていた。

それ以上無理強いしてはと思った金石が

「じゃあ必ず来てよ」

と1万円を指で摘むと、
女の子は黒く汚れたスニーカーを
タッタッと鳴らしながら
駅に向かって走って行ったのだった。

本当に来るかなぁ・・・・

そう思いながら時計を見る。

女の子と別れてから
まだ3分しか経っていないのに、
金石はもう1時間以上も
そこにいるような気がしてならなかった。

そう焦らされている間、
金石は、あの女の子を
どうやって楽しもうかと妄想していた。

まず、風呂に入る前に
全身の匂いを嗅ぎまくり、
労働で汚れた箇所を
チロチロと舐めまくるシーンを思い浮かべた。

いきなりジーンズを下ろして
そこに顔を埋めるのも悪くない。

パンティーの上から
湿った肛門に鼻を押しあて、
パンティーの隙間から
蛇のように舌を押し込んでは
酷く汚れた膣を味わうのも堪らないだろう。

そんな妄想を繰り広げながら
熱い溜息をついた瞬間、
通りの角から
ひょいと通りに現れた女の子が
バックミラーに映った。

(来た・・・・)

金石の興奮は更に高まった。

キョロキョロと後を振り向きながら
こっちに向かってやって来る女の子に、
ふいに高校時代に付き合っていた女の子と
初デートした時の待ち合わせを思い出し、
まるで青春時代に戻ったかのような
甘い幸福感が金石を包み込んだ。

女の子はそのまま車を通り過ぎると、
少し離れた場所でソッと足を止め、
恐る恐る車の中を覗き込んだ。

金石はそんな女の子に微笑みかけると、
すぐに助手席のドアを開けた。

女の子はそれでも
キョロキョロと辺りを窺いながら
ゆっくりと車に近付き、
そして、半開きになった助手席のドアの隙間から
滑り込むようにして
車内に入って来たのだった。

車を発進させると、
助手席の女の子は、
まるで護送される容疑者のように
顔を下に向けた。

「誰かに見られるとマズイの?」

金石がそう聞くと、女の子は

「はい・・・」

っと呟いた。

「誰?彼氏?」

ハンドルを握る金石は、
バックミラーを元に戻しながら聞いた。

「違う・・・・
ここ、田舎だから・・・」

女の子はそう呟くと、
なぜか唇をプチュっと音立てた。

「じゃあ、この辺の店じゃないほうがいいよね・・・
で、なに食べたい?」

そう言いながら、
町とは反対方向の道へハンドルを切ると、
それが癖なのか、
女の子は再び唇をプチュっと音立てると

「なんでもいい・・・」

っと少し笑ったのだった。
その町と隣町を結ぶ国道に出ると、
やっと女の子は俯いていた顔を少しだけ上げた。

ハンドルを握る金石の視野に、
そんな女の子の小顔が映り、
金石は急にドキドキした。

薄暗い国道の右側に
貪よりとした海が見えて来た。

「海だね」

っと金石が言うと、
女の子は窓に映る薄暗い海を
ボンヤリと見つめながら、
無言でコクンっと頷いた。

「名前・・・なんて言うの?」

金石はそう聞きながら
CDのスイッチを入れた。

「まなみ・・・・」

女の子がポツリと呟くと、
いきなりスピーカーから
「ピポポパパン!ピポポパパン!」
と舌っ足らずな幼児が歌う童謡が流れ出し、
慌てた金石は、
次女がお気に入りのそのCDを素早く切り替えた。
そんな金石の仕草に、
まなみは海を見つめたまま
クスッと笑ったのだった。

スピーカーから洋楽R&Bが流れ出すと、
金石は横目でこっそり
まなみの薄汚れたスニーカーを見つめ、
そこからチラッと覗いている
白い靴下を鼻に押しあてたい衝動に駆られた。

「まなみちゃんはいくつ?」

まなみの足下から
ジワジワと視線をあげながら金石が聞くと、

「17です・・・」

とまなみは素っ気なく答えた。

「高校は行かなかったんだ・・・」

金石はそう聞きながら、
まなみのジーンズの太ももを恐る恐る見つめる。

そんなまなみの太ももは、
細いながらもムチムチとし、
かなりの弾力性が期待できそうだ。

「行ったけど・・・辞めました・・・」

金石はそれに対し

「ふ~ん・・・」

っと返事をしながら、
ポケットから1万円札を2枚取り出した。

「はい」

とそれをまなみに差し出すと、
まなみは2万円を見つめながら

「えっ?」

と戸惑った。

金石は、今までの経験上、
この少女はすぐに落ちると睨んだ。

高校を中退した17才の少女が、
そんな薄汚れたスニーカーで
我慢できるはずがないのだ。

そう睨んだ金石は、
一刻も早く実行に移すべきだと思った。

田舎のレストランで
のんびりとメシなど喰っている暇はないのだ。

「で、でも・・・・」

まなみは金石の指に摘まれた2万円を見つめたまま
困ったように下唇を噛んでいた。

「いいよ、遠慮しないで・・・」

金石はそう言いながら
ソレをまなみの胸元に押し出す。

(恐らく、まなみが働いているあの電子部品工場の給料は、
その単純作業とまなみの年齢から考えて10万円そこそこだろう・・・
って事は、2万円といえば、
彼女の5日分の手当だ・・・・)

そう考えれば
1万円でも十分だと思った金石だったが、
しかし東京で薄汚い性病少女たちと援交する事を考えれば、
この、汚れの知らない田舎少女に
思う存分変態行為ができるというのは2万円でも
安いくらいだと金石は心底そう思っていた。

「・・・本当に・・・
いいんですか?・・・」

まなみは恐る恐るお札を指で摘みながら
ジッと金石の顔を見た。

その金を彼女が受け取りさえすれば、
こっちのものだ。

そう思った金石は

「いいよ・・・」

と言いながら素早く札から指を離した。

そして

「ありがとう・・・」

っと戸惑いながら呟くまなみに、
金石は静かに告げた。

「そのかわり・・・
わかってるよね?・・・・」

車内に沈黙が流れた。

スピーカーから流れる安っぽいR&Bが、
車内に漂う下品な雰囲気を
いっそう引き立てていた。

しばらくの沈黙の後、
コクン・・・っとまなみが頷いた。

金石はそんなまなみに黙ったまま、

昨夜と同じ「シュークリームのお城」という、
バブル親父がヤケクソで付けたような名前の
ラブホテルへと車を走らせたのだった。

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